食器を洗おうと蛇口をひねったら、出てきたお湯が白く濁ってるよ!

なにこれ!?

そんな経験はありませんか?

透明であるはずの水が、白くなって出てきたら、「水道水をそのまま飲めるという、世界でも数少ない安全な水道水を供給している日本のはずなのに、まさか何か混ざっているの?」と不安に思いますよね。

今回は、「水道から出てくる濁った水やお湯は果たして安全なのか」に迫ってみたいと思います。

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水道水やお湯が白い!犯人はコレだ!

水の入ったコップ

出典:photo AC

水道水やお湯を白く濁らせている犯人は、実は2つあります。

犯人の見つけ方はいたってシンプル。

水またはお湯をガラスコップに入れて数秒待った後の変化で見分けられますよ。

1.注いだ後、数秒したら透明に戻った場合

水道水

出典:photo AC

注いだ直後に濁っていても、数秒経ったら透明になった場合、犯人は空気です。

水の中に含まれている空気が、水道管を通って蛇口から出るときに水圧が変化することで気泡となって、その泡が白く見えるのです。

ちょっとわかりにくいかもしれませんね。

では、もう少しわかりやすく説明を。

子どもの頃、プールの授業でバタ足をしたと思います。

そのときにバタバタと激しく水面を蹴れば蹴るほど、水の泡が現れ、白く見えたという経験はありませんか?

さらに、大人になって温泉に行ったとき、バブルバスのお湯が白く濁って見えたことはありませんか?

いずれのケースも、実際に水は濁っているわけではなく、気泡が白く見えるだけです。

2.注いだ後、しばらく経っても濁ったままの場合

白く濁った水

出典:photo AC

注いだ後、しばらく時間をおいても白いままであれば、水の中に含まれる亜鉛が犯人です。

蛇口をひねると水が出てくるわけですが、いきなり水が出てくるわけではありません。

長い水道管を通って、供給されていますよね。

その水道管は、いつまでも新しいわけではなく、月日の経過とともに劣化していきます。

その水道管の劣化により、亜鉛が溶け出し、水を白くしているのです。

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白濁した水やお湯を飲むと、体に害はあるの?

まずは1の原因が空気の場合、全く害はありません。

空気は息をしているだけでも体内に入ってくるものです。

体内に取り入れる方法が「吸う」から「飲む」に変わったところで、有害になることは当然ながらありません。

もし、白濁した水やお湯が気になるようだったら、コップに注いだ後、透明になるまで待てばよいだけですね。

続いて2の場合、毎日大量に摂取しない限り、問題はありません。

「でも亜鉛でしょ?『鉛』って体に悪いんじゃないの?」と思うかもしれませんが、亜鉛は肉や魚、卵など私たちがよく食べるような食品に含まれています。

もし亜鉛不足になると味覚障害を起こしたり、免疫が下がったり、成長障害を起こしたり・・・。

私たちの体には必要な栄養素なのです。

そのため、年齢や性別によって若干の差はあるものの、1日約8~10ミリグラムは摂りたい栄養素なのです。

と言っても、食べ物ではなく溶け出した亜鉛なので、気持ちとしてはあまり摂りたくはないですよね。

多く摂取しても体の外に排出されるので、心配は不要ですが、気になるようなら専門業者に見てもらい、必要であれば水道管の交換をしてもらいましょう。

冷凍庫の氷も同じ理由?

氷

出典:photo AC

冷凍庫で作る氷も白く濁りますが、これも空気や不純物が白く見えているためです。

「家で作る氷の白い部分は、水に含まれるカルキ」ということを聞いたことがあるかもしれませんね。

カルキだけとは限らないのですが、確かに水の中に含まれる成分が固まったものが白く見えているのです。

もう少し科学的に説明を。

水道水の中には昔化学の時間に習ったH2Oという純粋な「水」の成分や空気、カルキなどが含まれています。

水道水に含まれる成分の中でも一番早くに凍るのがH2Oで、冷たい空気と当たる外側の部分から内側に向かって、徐々に凍っていきます。

H2O以外の成分は、凍る温度が少し低いため、凍らず中央に集まってきて、最後に凍るのですが、空気を多く含むことから白く濁って見えるというわけです。

ちなみに、自然界で池に氷が張るときには、気温が徐々に下がっていくため、一気に水温が下がる冷凍庫に比べると、水の中に空気が入りにくくなり、結果的には冷蔵庫の氷よりも濁らずクリアな氷となると言われています。

つまり、氷を濁らせる原因は、水に含まれる不純物と凍らせる温度による、ということです。

簡単な原理のようで、ちょっと難しいですね。

あとがき

いかがでしたか?

水道水の白濁が気になる人は、まずはコップに入れてチェックしてみてくださいね。