年末年始や年度末になると、海外旅行へ行く方も多いのではないでしょうか?
日本では財布の紐が堅くても、海外に行くと「旅の思い出に・・・」とか「自分へのご褒美」という理由をつけて、ついつい買いすぎてしまうのは、私だけではないと思います(女性ならきっと買いますよね!)。
たくさん買い物をするかしないかは別にして、空港から宿泊先へ移動するときなど、現地で使う現金は誰しも必要なもの。
そんな現地で使う現金をどこで両替するのがお得なのでしょうか?
知らないと損するかも!?
空港の両替レートは悪いのか!?
旅の窓口といえば空港ですが、空港でももちろん外貨両替をしてくれます。
しかし、「空港で両替すると、レートが悪いよ」なんてことを聞いたことはありませんか?
これって本当なのでしょうか?

出典:photo AC
外貨両替には、ニュースでおなじみの「1ドル○○円にて取引を・・・」という市場相場がまず基本となります。
市場相場は、「この日の価格はこれ!」ということなので、どこで両替しても同じです。
この市場相場に両替手数料、つまり「手間賃」がかかるのですが、この両替手数料が一律ではないので、両替レートに差が出てくるわけです。
「空港では高い」というイメージがあるのは、この両替の手数料が高いからなのです。
少し想像してみてください。
たとえば、空港の中の物価って高くないですか?
同じチェーン店でもあきらかに値段が高い!
これって、場所代(テナント料)や人件費(空港って、ちょっと不便なところにあるし、お客さんも世界中の人がくるので、ちょっとしたコミュニケーションスキルが必要だったりします)が他よりもかかるから。
そう考えると、空港での両替手数料が高めでも仕方がないですよね。
とはいえ、出発前に両替できるのは魅力的です。
「時間がなくて、事前に両替できなかった」なんて方には、手数料以上の「便利さ」というメリットがあるのは間違いないです!
おすすめの両替場所は?
外貨両替は、外貨両替専門店、金券ショップ、現地の街中で両替など、いろんな場所でできるのですが、いったいどこで両替すればレートが良いのでしょうか?

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まずは外貨両替専門店。
外貨両替を専門に行っているだけあり、様々なサービスを行っているところもあります。
例えば、事前にインターネットで両替の手続きと決済をしておけば、空港にある店舗にて受け取ることができ、窓口での待ち時間が最短で済むというメリットがあります。
手数料についていえば、銀行とそれほど変わらないようですが、店によってはクレジットカードが使えるところもあるので、ポイントがたまる分お得になるといえます。
次に金券ショップ。
こちらは、銀行や外貨専門店よりも手数料が安めに設定されている場合が多いようです(企業努力のたまものです)。
また、銀行での手続きのように、書類の記載もなく、気軽に立ち寄れるのも魅力です。
空港への交通アクセスのチケットとともに外貨両替できるのも魅力ですね。
最後に現地の街中での両替。
アメリカドルとユーロに関しては、現地の両替所はオススメできません。
なぜなら、日本で両替しておいた方が手数料は安い場合が多いからです。
また、ことばの問題もあるので、「日本よりも安い手数料だと思ったら、聞き間違いだった・・・」なんてこともあるので、ご注意を!
流通量の多いアメリカドルやユーロは、日本で両替する方がお得に両替できるのですが、アジアの通貨は日本で両替するとレートが低いので、現地で両替する方がお得に替えることができます。
また、町中にある両替所と空港ではそれほど変わらないようなので、現地に着いたら空港で両替するのがおすすめです。(現地に知り合いがいる場合は、街中でいいレートで両替してくれる場所を教えてくれるかもしれませんので一度聞いてみてください)

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【あと書き】
いつも平和な日本で過ごしている日本人が海外へ行くと、気も緩んでしまい、盗難に遭うリスクも高くなります。
せっかくお得に両替しても、盗られてしまったら楽しい旅が台無しになることもあります。
現金をたくさん持ち歩き過ぎず、気を緩め過ぎず、旅を楽しみたいものですね。