社会人1年目の冬、私は生まれて初めてローンを組みました。

憧れのマイカーです!

当時、私は損害保険会社に勤務していたこともあり、「車の任意保険に入るのは、当然でしょ!」と、自分で任意保険の見積もりを作ってみたのですが、た、高いじゃないですか!

世の中に任意保険に入らない人がいると聞いた時、「なんで入らなの?信じられない!」と思ったのですが、車のローンにプラスして高い自動車保険料の支払いとなると、入りたくても入れない人だっているのかも…と思いました。

とはいえ、「お金がないから任意保険に入らない」で本当に大丈夫なのか!?

検証したいと思います!

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車の任意保険に入らないで事故ってしまったら、いったいどうなるの?

車の事故

出典:photo AC

保険料節約のために任意保険に入らないと、車のローン以上に大きな借金を背負うことになるかもしれません。

まずは任意保険について少し説明しましょう。

任意保険の補償には、車自体の損害を補償する「車両保険」、人や物に対しての損害を補償する「賠償保険」、車に乗っている人のけがを補償する「傷害保険」の3つがあり、これらを組み合わせた保険が各損害保険会社から出ています。

この自動車保険、車両保険を付けると保険料がグッとあがってしまうので、少しでも節約しようとする人は車両保険をつけない人も多いですよね。

しかし、賠償保険と傷害保険については基本的にセットになっています。

では、具体的に事故ってしまったとき、任意保険に入っていないとどうなるのか、具体的に考えていきましょう。

車と車との事故で、相手方の車も自分の車も破損した場合、まず過失割合というのが関係してきます。

こちら側が停車していたところを後ろから追突された場合など、限られた状況でない限り、過失は発生すると考えられています。

そういえば、「少しでも動いていれば、過失は発生するんだけど、これがなかなか納得してもらえないんだよね。みんな、『自分に過失はない!』って言うんだよね…」なんてことを、事故担当部署の同期が話していました。

この過失割合が自分も相手も50%となった場合、自分の車の修理費については、50%は相手の過失なので相手から支払われますが、残りの50%については任意保険(車両保険)に入っていないので、当然自己負担となります。

相手方の車両については、こちら側に50%の過失があるため、任意保険に入っていれば対物賠償保険からの支払いとなるものの、未加入だと自己負担ということ。

自動車保険証券

出典:photo AC

もし相手方の車がとても貴重な世界に数台しかないような車だったり、修理パーツの高価な輸入車の場合、とんでもない金額の修理費がかかることがあり、その場合の支払額は数百万なんてことも!

そして最も恐ろしいのが、相手を死亡させてしまった場合です。

人の命を金額に換算するのはとてもイヤなことなのですが、もし死亡させてしまった相手が会社経営者で、この人が亡くなったことで、今後見込まれていた会社の利益が入ってこなくなったのであれば、その部分を賠償しなきゃいけなくいけません。

前途有望な若者を死亡させてしまったら、この人が生きていたら稼ぐことができたであろう金額を賠償するなんてこともあるのですから。

この金額、億単位ということも少なくないのです。

任意保険に入っていなければ、全額自腹で払わなきゃいけないの?

自賠責保険

出典:photo AC

任意保険に入っておらず、しかも賠償するお金もない場合、自賠責保険で賄います。

この自賠責保険は、「被害者がなんの補償も得られない悲惨な状況をなくそう!」という理念の元できた保険で、車を買った人は絶対に入らなきゃいけない強制保険です。

具体的には、事故を起こして死亡させた場合に3000万円、けがを負わせた場合に120万円を限度に支払われます。

しかし、この保険で支払われるのはあくまでも最低限の補償です。

交通事故でけがをすると、大きなケガであれば手術も必要になるかもしれませんし、リハビリに長い時間がかかることもあります。

そうなると、120万円では賄いきれないことも・・・。

任意保険に入っていなければ、実際にかかった治療費から限度額の120万円を差し引いた額を支払う義務が発生し、万が一支払わなければ損害賠償請求をされてしまいます。

【あと書き】

目先の保険料は、本当に惜しいですよね。

その気持ち、痛いほどわかります。

しかし、「事故なんて起こさないから大丈夫!」とは絶対言い切れないのが怖いところ。

事故を起こした人には、「よし、事故を起こすぞ!」と思った人はいません。

不運が重なったり、ちょっとしたミスや油断で事故を起こすことは誰にでも起こりうることなのです。

任意保険は掛け捨てで、事故がなければ一銭も戻ってきません。

しかし、「今年も事故を起こすことなく、無事に終えることが出来た」ということは、とても幸せなことなのです。

「任意保険は高い」と思う方!運転者を限定することで保険料を節約することも可能です!

もしものときに支払われる補償をしてくれる任意保険に加入し、楽しくドライブしましょう!

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