皆さん、ここ何十年かで特に夏の日光の強さが増して来たなぁ、と感じたことはありませんか?
私も、自分の子供の頃と今とでは、夏の気温がかなり上がったし、日差しがとてもキツいと思うようになりました。
日差しがキツいと、日光に含まれる紫外線が肌に与える影響が気になりませんか?
紫外線は、シミ・シワ・ソバカスなどの原因になるので、女性ならなるべく避けたいですよね。
かといって、全く日光を浴びないのは、身体にとっていいことなのでしょうか?
室内で仕事をしている方なら、日中ほとんど日光を浴びない人も多いと思います。
今回は、どのくらい日光が身体にどんな影響を与えるのか、みていきましょう。
日光って1日にどれくらい浴びればいいの?
人間にとって、日光を浴びることは骨に必要なビタミンDを体内で作るために絶対欠かせないことなのです。
ただ、長時間浴びる必要はありません。
夏場なら1日30分程度、冬場なら1時間程度、朝の日光に当たれば大丈夫だそうですよ!
こんなに短くていいんですね。

出典:photo AC
そして、日光は直接浴びなくても、室内で自分の身体にあたるくらいでも効果があるとのことですので意識せずとも気軽にできますよね。
極端に日光を浴びないと、先ほどのビタミンDが作られなくなります。
ビタミンDの摂取が不足すると、歯がもろくなったり、血行が悪くなって内蔵機能が悪くなることもあります。
ひどい場合にはビタミンD欠乏症になり、骨がスカスカになる「骨粗しょう症」になってしまうことも・・・。
考えただけでも恐ろしいですね。
日光を適度に浴びることで得られる効能とは?
日光は、1日30分~1時間程度浴びれば大丈夫と分かりましたが、適度に浴びるとどんな効能があるんでしょうか?
調べてみたら、たくさんあるそうですよ!

出典:photo AC
体内時計のずれをリセットしてくれる
人間の身体にある体内時計は、1日25時間ほどといわれています。
朝起きた時に、日光を浴びることによって体内時計がリセットされます。
体内時計がリセットされることで、一定のリズムが刻まれ、すっきりと起きられるようになりますよ。
自律神経を整える&うつ病の予防になる
体内時計と同様に、日光は自律神経も整えてくれます。
「セロトニン」という脳内物質をきいたことがありますか?
セロトニンには心と体のバランスを整えてくれる働きがあり、ドーパミンやノルアドレナリンと合わせて、「三大神経伝達物質」と呼ばれているものです。
(※神経伝達物質 = 脳内で情報を行き来させるときに必要な物質)
日光を浴びることでセロトニンがしっかり分泌されて、自律神経が正常に働くのを助けてくれます。
このセロトニンが分泌されることによって、
- <精神の安定>
- <眠りの質の向上>
- <うつ病の予防>
これらに効果があることが分かっています。
まだまだありますよ!
・認知症予防に効果がある
ビタミンDは、記憶力や思考能力など脳の機能を保つ働きもあるので、認知症予防にも効果があります。
・病気のリスクが下がる
ビタミンDをしっかりとると、大腸がん、乳がんなどの発症リスクが20~80%も下がるそうです!
また、現代の日本人に増えている心疾患や脳卒中のリスクも下がります。
・睡眠の質が上がる
朝、日光を浴びると、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が一気に減り、その14~16時間後にまた盛んになります。
このことで、夜にあなると自然に眠くなり、朝スッキリ起きられるようになりますよ。
・ダイエット効果がある
体内時計がリセットされると、代謝があがるので、ダイエット効果もあります!
これだけの力をもつ日光を使わないと、損した気になると思いませんか?
【あと書き】
太陽が、地球に光と熱を与えてくれるおかげで、人間は生きていくことができます。
日光は、いわば自然の生命力の源なのではないでしょうか。
日光を浴びすぎても紫外線などの問題があるので身体に良くないですが、浴びなさすぎも問題が大きいのですね。
まずは、1日5分でもいいので、朝の日光を浴びてすっきりとした気持ちで生活したいものです。
私も、朝起きたらすぐにカーテンを開けるよう習慣づけたいと思います。