知って得する雑学情報

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「にっぽん」と「にほん」ってどうやって使い分けするの?

time 2017/11/02

突然ですが質問です。「日本」という感じ、なんと読みますか?

このように聞くと、「こんな簡単な漢字の読み方を聞くなんて!」と、不快に思う方がいらっしゃるかもしれませんが、実はこの質問、漢字が読めるかどうかを聞いているのではなく、どのように読むかを聞いているのです。

「にっぽん」なのか「にほん」なのか?どちらが正しいのでしょうか!?

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「にっぽん」と「にほん」の使い分けについて

まずは「日本」の読み方の歴史を振り返ってみましょう。


出典:photo AC

私たちの住む国「日本」は、その昔「日の本」と表記され「ひのもと」と読まれていました。

その後、「日本」と省略され、奈良時代には「にっぽん」や「じっぽん」と読まれるようになりました。

平安時代なると、平安初期にひらがなが登場するのですが、このひらがなには「促音(ちいさい『つ』)」や「濁音(濁点をつけてかく音)」がなかったことから、「にほん」と表記されるようになりました。

そして、時は流れ昭和9年、当時の文部省臨時国語調査会が「『日本』の呼称を『にっぽん』にしよう!」と提案するのですが、残念ながら採択されずに現在に至っているのです。

これは困った・・・。

正解がわかりません。


出典:photo AC

日本語で困ったことは国語辞典を見れば解決するのでは!?と思い調べてみると、国語辞典の一部では、NHKの使用方針を例として紹介しているものがあるのです!

NHKの使用方針?

新たな疑問が出てきたではないですか!というわけで、NHKの使用方針をご紹介しますね。

NHKでは「正式な国号としてつかう場合は『にっぽん』、その他の場合は『にほん』と言ってもよし」なんだとか。

なるほど、その使い分けはとてもわかりやすいですよね!

ただし、注意することもあります。

それは、固有名詞です。

地名や会社の名前など、それぞれが固有名詞として決めている場合は、「にっぽん」と読むか「にほん」と読むかは、その土地や会社次第ということなのです。

わかりやすい例が、東京にも大阪にもある「日本橋」という地名。

同じ「日本橋」なのに、東京にある「日本橋」は「にほんばし」と読み、大阪にある「日本橋」は「にっぽんばし」と読むのです!

漢字で書けば同じ地名なのに読むと違う、なんて現象もあるんですね。

地名って難しい・・・。

地名とは違い、「日本銀行」もおもしろい現象になっています。

この字を見て、だいたいの人は「にほんぎんこう」と読みますよね?

しかし、お手元にお札があるなら見てください。

お札の表には「日本銀行」の表記があり、裏側にはNIPPON GINKOつまり、「にっぽんぎんこう」と記載されているのです!

これは固有名詞だから、日本銀行が「にっぽんぎんこう」と言っているのであれば、「にっぽんぎんこう」が正解なのです。

日本銀行さん、今まで「にほんぎんこう」と間違った読み方をしていて、スミマセン・・・。
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国名は「にっぽん」?それとも「にほん」?

日本銀行の正しい読み方を知ったところで、話を戻しましょう。

で、日本の国名は「にっぽん」「にほん」どっちなのでしょう? 

最初にお話したように、昭和9年の提案が採択されておらず、さらに近代憲法の「大日本帝国憲法」にも「日本国憲法」にも、「日本」という国号を直接そして明確に規定した法令がないのです。

自分の国の国号がどこにも明記されていないなんて、ちょっとびっくりですよね?

そんな風に思った衆議院の一人が2009年に、「『日本』の読み方を統一する意向はあるんですか?」と、日本国号に関する質問をしました。

その答えがまたちょっと驚きなのですが、「『にっぽん』『にほん』という読み方の両方が広く通用しているから、どちらか一方に統一する必要はないんじゃない?」というもの。

確かに、ここまで「にっぽん」と「にほん」が混在している中、どちらかに統一しちゃうと混乱が生じるのは間違いないですよね。

すっきりはしませんが、なかなか妥当な判断なのではないかと、個人的に思っています。

ことはば日々変化するものだから、ある程度ゆるい解釈にしておいた方がいいのかもしれませんね。


あと書き

若い人の間では、「にっぽん」よりも「にほん」と読む傾向という調査結果があるそうで、12歳になる息子に聞いてみました。

答えは「にっぽん」。

なぜかを聞いてみたら、「なんとなく」だそうです(苦笑)。

国号なのに法令では明記されていなかったり、「にっぽん」と「にほん」どちらもOKという見解をしたり、「なんとなく『にっぽん』」という感覚があったり・・・と、日本人らしい曖昧さやおおらかさが、「日本」という言葉の読み方にも出ているのかもしれませんね。

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