世界的に見ても勤勉のイメージが強い日本人。

まじめにコツコツと仕事をこなす人が多いのではないでしょうか?

もちろん、就業時間に一生懸命仕事をすることは大切ですが、より仕事のパフォーマンスを上げるために必要なのは適度に休むということ。

しかし、この休むということの意味合いをしっかりと理解している人は少ないのかもしれません。

例えば「休息時間」と「休憩時間」の違いをご存知でしょうか?

なんとなくわかるものの、はっきりとした違いはわからなくないですか?

そこで今回は、仕事中の休み時間について、まとめてみたいと思います。

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休息時間と休憩時間の違いってナニ?

仕事の書類

出典:photo AC

「休息時間」と「休憩時間」の大きな違いは、労働基準法に定められているか否かです。

具体的にどのような違いがあるのか、見ていきましょう。

休息時間
・労働基準法には定められていない(ただし会社の規則などで定められている場合がある)
・仕事中に5分程度取るようなちょっとした休みのこと(例 コーヒーを飲む、たばこを吸う、外の空気を吸いに行く等)
・勤務時間に含まれるため、給与が発生する(規則を明確にしていないと、ただのサボりになってしまうため、最近では廃止傾向に)
休憩時間
・労働基準法に定められた労働者の権利
・勤務時間によって、休憩時間が定められている
・休憩時間には給与は発生しない

どうでしょうか?

よく似ていることばでありながら、意味合いとしては大きな違いがありますよね。

休憩時間を取れるにもかかわらず、職場で認められていないという場合は、労働基準法違反ということになるのですが、具体的にどのような場合に休憩時間が認められているのかを見ていきましょう。

労働基準法で定められている休憩時間とは?

労働基準法で定められている「休憩時間」は、次のとおりです。

・労働時間が6時間未満の場合:休憩を与える義務なし
・労働時間が6時間以上8時間未満の場合:少なくとも45分の休憩を与える義務あり
・労働時間が8時間以上の場合:少なくとも1時間の休憩を与える義務あり

なるほど、働く時間によって、休憩時間は定められているというわけですね!

休憩時間の長さ以外にも、休憩時間には3つの原則があります。

具体的に見てみましょう。

その1.休憩時間は労働時間の途中に与えること
→つまり労働と労働の間に休憩を取るように、ということですね。

その2.休憩時間中は労働から解放されていること
→つまり、休憩中に仕事をしちゃいけない、ということです。

お昼休みに昼食を取りながら電話番をするのは、労働基準法違反ということですね。

休憩している女性

出典:photo AC

その3.休憩時間は一斉に与えること
→休憩時間はみんな同じタイミングで与えるということですね。
  
ただし、一部の職種に関しては、同じタイミングで休憩時間を取ると仕事にならない場合があります。

例えば銀行は、お昼休憩が12時だと言って、窓口を閉めるわけにはいきません。

そのため、お昼休憩の1時間前に先に休憩するなど、時間差で休憩を取ることも可能です。

休憩時間に関する疑問をまとめてみました

質問と答え

出典:photo AC

休憩時間の定義がわかったところで、休憩時間に関する疑問をまとめてみました。

休憩は一度に取らないといけないの?
→合算して定められた休憩時間になれば分割してもOKです。

ただし、就業時間の途中に取らないといけません。

アルバイトやパート勤務の場合、休憩時間はどうなるの?
→アルバイトであれ、パートタイマーであれ、勤務の形態にかかわらず労働時間の規定を満たしていれば休憩時間は保証されています。

しかし、6時間に満たない短時間での労働の場合は付与の義務がないため、」休憩時間は与えられないものだということを覚えておきましょう。

8時間働いた後に休憩を取ってもOK?
→取れません。

なぜなら、3原則にあるように、休憩時間は労働時間の途中に取るもの。

したがって、労働時間が終えた後に取るというのは、休憩時間にはならないのです。

休憩を取らずに早く帰ることは可能?
→早く帰れません。

なぜなら、休息時間は「一斉に与えられるもの」。

一人だけ取らないというのはそもそもNGなのです。

あとがき

いかがでしたか?

日本人は自分たちの権利について少し疎いところがあると思います。

もし「これ、労働基準法に違反していない?」ということがあれば、会社に相談したり、会社に相談しにくいのであれば労働基準監督署に相談してみましょう。

よりよい労働環境なら、仕事のパフォーマンスもアップし、会社にとっても好都合です。勇気をもって初めの一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。