2018/04/07
美味しい食事をいただいているとき、周りにくちゃくちゃと音をたてながら食べている人がいたら、どうでしょうか?
「ゼッタイ気になっちゃう!!」という人も多いのでは?
わたしも、その1人です。
普段それほど音に対して不快感を抱かない私ですが(黒板に爪をキーッと立てる音にも、それほど不快に思わないというほど、一般的に「不快」と言われる音に鈍感なのです・・・)、子どもの頃に母から「食べるときに音を立てるのは、お行儀が悪いのよ」と言われていたからかもしれません。
気になる食事中の「くちゃくちゃ」と音を立てる人と立てない人がいるのは、なぜなのでしょう?
くちゃくちゃと音を立てて食べる人、いわゆる「クチャラー」にうまく注意するにはどうすればいいのでしょう?
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くちゃくちゃ音はなぜ出るの?
ところで、このくちゃくちゃ音は、なぜ出るでしょう?理由は簡単、食べるときにくちびるを閉じていないからです。
ではなぜ、食べるときにくちびるを閉じていないのでしょうか?
タイプ別に解説します!

出典:photo AC
1.マナーを注意されたことがないから
小さい頃、「口を開けたまま食べると、食べたものが口からこぼれるし、口の中のものが見えるのはみっともないから、食べるときは口を閉じて食べなさい。」、「音を食べて食べると行儀が悪い」と母から教えられた私は、ラッキーだったと思います。誰も注意してくれなかったら、私もクチャラーになっていたかもしれません。
くちゃくちゃという音を立てて食べることがマナー違反ということを教えられたことがなければ、いつまでも気づかずにくちびるを開けたまま咀嚼し、音を立て続けてしまいますよね(汗)。

出典:photo AC
2.身体的な要因があるから
歯並びが悪い、上あごよりも下あごの方が前に出ているなど、噛み合わせが悪いと、くちびるが開いてしまい、音が出てしまう、というケースもあります。また、花粉症の時期に鼻が詰まって鼻呼吸ができないと、口呼吸をしちゃいますよね?
そうなると、口で息をしながら咀嚼するので、くちびるが開いた状態に・・・。
さらに、奥歯に虫歯があると、痛みを回避するために食べ物を奥歯で噛まず、口の前の方で咀嚼してしまいます。これもまたくちびるが開きやすくなります。
猫背で姿勢が悪い人も、食べ物を食べるときに口の前の方で食べてしまう傾向があるので、くちびるが開き、音が出やすくなってしまいます。
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くちゃくちゃ音をなくすには、どうすべき?
くちゃくちゃ音の発生要因がわかったら、あとはその要因を解決すればよいだけ・・・。なのですが、これがとても難しいのです!
2つめの「身体的な要因」であれば、食べる前に鼻をかんだり、虫歯治療をして奥歯で噛めるようにしたり、姿勢を正して奥歯で食べたりすれば解決します。
歯並びを直すのは難しいかもしれませんが、意識して咀嚼すれば音は出なくなります。
「鼻が詰まっていて食事をするのが苦しそうね。ティッシュどうぞ」「姿勢が悪いと、食べ物がうまく消化されずに、胃に負担がかかるらしいから、背筋を伸ばして食べた方がいいみたいよ」と、さりげなく音が出なくなるように持っていくといいでしょう。
でも、1つめの「マナーを注意されたことがない」人に、どう伝えるかは難しいですよね。
子どもの頃に注意されれば、「音を立てて食べちゃだめなんだ」と素直に聞けるかもしれませんが、大人になって注意されたら、素直に聞けるでしょうか?
また、クチャラーとそれほど密にコミュニケーションをとったことがない場合、注意をするのには勇気がいりますよね?
ではどうすればいいのか・・・。
これは、もう家族やなんでも言い合える友人が伝えるしかありません!
伝えるときは、「食べるときに音がするね。人によっては食事中の音をいやがる人もいるから、気をつけた方がいいんじゃないかしら」など、相手の気持ちに配慮して伝えることがポイント。
「その不快な音、何とかならないの!?」と、相手の気持ちを逆なでするような言い方だけは、絶対にしないでくださいね!
あと書き
昔は3世帯が一緒に住み、食事をし、礼儀作法を祖父母が孫に教える、ということがあったのかもしれませんが、祖父母とは別居で両親は共働き・食事も家族揃って食べることが少ないという家庭が増えた今、くちゃくちゃ音だけでなく、食事のマナーを大人から子どもへ伝える機会が減ったように感じます。
身近な大人が子どもに教えること、それは必ずしも両親でなくてもいいわけです。
子どもの友達と食事をする機会があったなら、両親に代わって「くちゃくちゃと音を立てずに食べるのが、かっこいいんだよ」とさりげなく教えるのが、大人のマナーなのかもしれませんね。