社会人になって初めてする仕事といえば、「電話を受ける」ということではないでしょうか?

私も新入社員として配属された部署で、先輩から「新人はまず電話を取ることが仕事だよ。電話でお客さんの名前を覚えたり、逆にお客さんにあなた自身を覚えてもらう良い機会だからね」なんていわれました。

とはいえ、間違った敬語や対応をしてしまえば、会社のイメージを壊しかねない業務でもあります。

そこで、今回は電話を受けるときに上司の名前をどのように呼べばよいのかを伝授します。

知っていると知らないでは、あなたの評価は大違い!?

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社外からの電話で上司の名前は呼び捨て?それともいつもどおり?

出典:photo AC

お客さんから電話がかかってきたときに、上司の名前を呼び捨てにしてもいいのかどうか?

実は「呼び捨て」が正解なのです!

上司の名前を呼び捨てにするなんて、新人の私には恐れ多くてできない・・・なんて方もいるでしょう。

しかし、ビジネスマナーの点からいうと、「○○さん」なんていう方が間違いなのです!

なぜ社外の人と話すときに、上司を呼び捨てにするのが正しいのでしょうか?

その理由を紐解くために、思い出してほしいのが芸能人のインタビューです。

芸能人が結婚し、インタビューされているシーンを想像してみてください。

リポーターから「相手のどんなところにひかれたんですか?」と質問されたとき、「○○さんはとてもやさしい方で・・・」「だんなさんのご両親は、私のことを実の娘のようにかわいがってくださって・・・」なんてシーンを聞いたことはありませんか?

日本語が少しずつ変化してきていることもあり、若い方だと「初々しいインタビューだと思うものの、日本語は気にならない。どこが変なの?」と思うかもしれません。

しかし、そこそこ年を重ねた私にとって、とても違和感があります。

「家族に敬語を使うなんて!」と思う訳です。

敬語はあくまでもよその家の人に使うものであって、自分の家族に対して使うのは誤った使い方なのです。

家族のことを第三者に話すときと同じく、同じ会社に所属する人は、ビジネス上の「家族」ともいえます。

ですので、上司の名前は呼び捨てが正解ということですね。

手で丸を掲げる女性

出典:photo AC

ただし、上司の家族から会社に電話がかかってきた場合、「上司の家族は社外の人だから」と、呼び捨てにするのはNGですよ!

上司の家族も同じ会社の人と考え、きちんと「さん」づけしましょう。

社外の人に対して、上司を肩書はつけて呼んでもOK?

「上司の名前に肩書をつけて呼ぶのはさすがにOKでしょ?」と思った方、残念ながら不正解です。

「さん」と同じく、社外の人に対して上司の名前を肩書をつけて呼ぶのはNGです。

肩書き、つまり役職名というのは、それだけで敬称、つまり「相手を敬う意味を持つ呼び方」なのです。

そのため、「○○部長」と言うのは、社外に人に対して使うべきではない、ということになります。

ただし、肩書きをつけた呼び方がすべて間違いというわけではありません。

名前の後ろに肩書をつけると「さん」と同じ意味になるわけですから、名前の前に肩書をつけることは問題ありません。

同じ名前で肩書きのある社員と肩書きのない社員がいる場合は、両者を区別するために「部長の○○」という風に使うといいでしょう。

また、呼び方だけでなく、社外の人に上司の話や同僚の話など、自分の会社に所属する人について話す場合には敬語を使わない、ということも覚えておくべき大切なビジネスマナーです。

電話

出典:photo AC

例えば、先ほどの芸能人のインタビューのように、「私のことをかわいがってくださって・・・」というのは、敬語になります。

「私のことをかわいがってくれて・・・」というように、敬語を使わないようにしましょう。

【あと書き】

いかがでしたか?

日本語には、「誰を敬うのか?」を考えながら使わないといけない尊敬語・謙譲語・丁寧語があり、とっさに正しいことばを使うことは難しいですよね。

正しくことばを使い分けるには、場数をこなすしかありません!

新人時代に、どれだけたくさんの電話応対をするかがキモです!

中堅になると、ちょっとした失敗さえ許されなくなってしまいます。

多少の失敗なら笑って許してもらえる新人時代にたくさんの失敗をした人ほど、「デキる」社会人になること間違いなしですよ。