夫婦喧嘩は犬も食わない。

昔の人はそう言いました。

夫婦自体の関係性には問題はないのかもしれませんが、実は子供には大いに問題があるのです!

子供の前で夫婦喧嘩をしたら子供の心が傷つく、というのは誰しも想像できることですが、最近の研究で子供の脳にも影響があることがわかったのです。

夫婦喧嘩と子供の脳、どんな関係があるのでしょうか?

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普段の夫婦喧嘩が子供の脳に与える影響ってどんなこと?

夫婦喧嘩

売り言葉に買い言葉で軽い口喧嘩をしてしまうこともありますが、実はその口喧嘩、子供の脳にも影響をあたえてしまうことがあるんです!

脳の海馬(かいば)や扁桃体(へんとうたい)に影響

「海馬」という名前は聞いたことがあるかもしれませんね。

海馬は、簡単に説明すると記憶にかかわる部分です。

そして「扁桃体」は情緒にかかわる部分。

夫婦喧嘩が日常的になってしまうと、子供の脳にあるこの2つの部分が異常をきたし、「イライラする」といった怒りや、「どうしよう・・・」というような不安を感じやすくなってしまうのです。

視覚野の萎縮

脳の後ろ、後頭葉にある「視覚野」は、名前からもわかるとおり目から入ってくる情報を認識する部分です。

夫婦喧嘩を日常的に子供の目の前でしてしまうと、視覚野が萎縮すると言われています。

視覚野が萎縮すると、目から入ってくる情報がうまく処理できなくなってしまうため、記憶力や学習能力が低下します。

ついつい気持ちが押さえつけられずに夫婦喧嘩をしてしまいますが、夫婦喧嘩を日常的にしてしまうと、大切な子供の脳を傷つけてしまいます。

その結果、子供たちは気持ちのコントロールがうまくできず、学習能力も低下してしまう、ということなのです。

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暴力よりも暴言の方が子供の脳に影響を与えるの?

悩んでいる子供

両親が自分の目の前で暴力的な喧嘩をするよりも、実は暴言を吐きあう方が子供の脳にはダメージを与える、という研究結果が出ているのです!

ある研究では、暴力を見てきた子供よりも、暴言を聞いてきた子供の脳の萎縮率の方が6倍も高かった、という結果が出ています。

また、暴言だけでなく、両親がけんかして一言も口を利かない、いわゆる「無視」でも、子供に影響があるのです。

ところで、子供自身が暴力や暴言を受けたり、無視されたわけではないのに、なぜ子供自身の脳が萎縮してしまうのでしょうか?

子供には「これは僕(私)のせいだ」と思う「幼児性万能感」というものがあります。

例えば、子供が運動会のかけっこで1等賞をとった話を両親と楽しく話しているのであれば、「自分が頑張って1等賞をとったから、パパとママが喜んでくれている」と思うのと同様、両親が自分の前で喧嘩していれば「自分の頑張りが足りないから、パパとママがけんかしてるんだ・・・」と、自分のせいにしてしまうのです。

その結果、自己肯定感ではなく自己否定感が強くなり、ストレスを感じて体に影響が出る、というわけです。

想像するだけで切なくなりますよね・・・。

夫婦喧嘩はほとんどの場合、子供のせいではないと思います。

私自身の経験を振り返ると、子供が絡むことが原因だったとしても、子供自身が原因ではありません。

子育てに関する考え方の違いや、子供への接し方に関する不満です。

パートナーに対して不満や自分の考えを伝えるときに、あまりにも感情的になってしまい、喧嘩に発展した、ただそれだけのことです。

しかし、子供は大人たちの言い争いを目の当たりにし、「自分のせいだ・・・」と深く傷ついてしまうのです。

では、子供の心と脳を傷つけないようにするためには、わたしたち夫婦はどうすればいいのでしょうか?

鉛筆

お互いが冷静になれるような環境で気持ちを伝えてみる

→いつもの生活空間ではなく、外に出て話してみると冷静さが保てます。

お茶をしながらゆったりカフェで話してみる、というのもいいでしょう。

気持ちを伝える際、「あなたはいつもこうなのよ!」と決めつけた言い方をしない

→言われた相手は、責められている気持ちになり、話を続けなくなりますよね・・・。
  

喧嘩した理由と喧嘩後の結果をきちんと子供に報告する

→隠れてけんかしても、子供は空気間でわかり不安になります。

きちんと顛末を説明し、「あなたのせいではない」ということを認識させて子供を安心させましょう。

ちょっと恥ずかしいですが、仲直りした後の仲の良いパパとママを見せましょう。

【あと書き】

いかがでしたか?

私自身、息子の洞察力にハッとすることがあるのですが、子供は大人が思っている以上に物事をしっかりと見て、しかも記憶しています。

夫婦は全く違う環境で育ってきたのだから、価値観の違いがあるのは当然ですし、その違いが我慢できずに喧嘩してしまうのはしょうがないことです。

しかし、大切な子供を傷つけないために、「大人の話し合い」ができる夫婦になるように努力をしたいものですね。