みなさんに質問です。蛍を見たことはありますか?

じつは私、一度も見たことがないんですよ~_| ̄|○

よく「蛍は水がきれいな場所にしか生息しない」と言いますが、私が今まで住んできた場所は、お世辞にも「清流が流れて、空気が澄んだ自然のあふれる場所」とは言えません。

だから見られなかったのでしょうか…。と、ここで新たな疑問がわいてきました。

きれいな水が流れる川の近くなら、いつでも蛍を見ることができるのでしょうか?

また、蛍を見るための絶対条件っていうのはあるのでしょうか?

今回は、蛍を見るために「これだけは押さえておきたい!」というポイントなど、蛍について調べてみたいと思います。

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ホタルは雨の中でも見ることができるの?

蛍の光

出典:photo AC

雨の降る日は残念ながら蛍を見ることができません。

それはなぜなのでしょうか?

そのナゾに迫る前に、蛍の生態を知る必要があるようです。

蛍は毎年5月から6月頃に、オスが強い光を放ちながら、パートナーを求めて飛びます。

その間、メスは草陰に隠れて身を守りながら、弱い光を放ちつつオスが自分に気づいてくれるのをじっと待っています。

そんな奥ゆかしいメスとパートナーを探し求めて飛び回るオスがお互いの存在に気づいたとき、強い光を放うことで存在を確かめ合い、求愛するのだそう。

つまり、蛍の光は求愛のしるし、ということなんですね。

蛍

出典:photo AC

パートナーを見つけるために蛍に許された時間というのはとても短く、成虫になってから蛍が生きていられるのはたったの1~2週間。

そのため、限られた時間の中で確実にパートナーを見つけないと、子孫を残すことができません。

もし雨の降る日に飛び回ったら、羽が濡れて飛ぶこともできず、ただ体力が消耗してしまうだけです。

ですので、雨の日は飛び回らず、まずは自分の身を守るために雨に濡れないように隠れてしまいます。

つまり、光る姿どころか蛍の姿を見ることも難しいのです。

だから、雨の降る日には蛍を見ることができない、ということなのです。

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蛍を見るなら、外せないポイントをご紹介!

蛍

出典:photo AC

蛍をみるためには、いろんな条件が揃ってないとむずかしそうです。

蛍を見るためのポイントをまとめました。

時期

蛍が求愛活動をするのは5月から6月にかけてです。

この時期に水辺に生息しているコケなどに産卵し、7月頃ふ化して幼虫の時期を経てサナギとなり、1年かけて5~6月頃に成虫(蛍)になります。

そのため、それ以外の時期に飛び回る蛍を見ることはできない、というわけです。

5~6月を逃さないようにしましょう。

天気

先ほども説明したとおり、雨の日に蛍は隠れてしまうため見ることができません。

では、晴れた日が見られるのでしょうか?

答えはベストではありません。

なぜなら、晴れの日は月の明かりが輝いていて、蛍の光が目立たないから。

確実にパートナーを見つけたいのに、何も自分が目立たない日に飛ぶという非効率的な行動はしないのです。

蛍って本当に賢いですよね。

では、どんな天気だと蛍の光が目立つのでしょうか?

それは曇りの日。

月明かりに消されることなく、自らを最も光り輝かせる曇りの日が、蛍の観察には最適というわけですね。

また、蛍は寒さが苦手です。

温かい日の方が活動的になるため、20度以上だと最高のパフォーマンスができます。

さらに、飛行の妨げになる風を避け、風のない穏やかな日を選ぶのだそうです。
 
以上のことをまとめると、5月から6月にかけての曇りがちな20度以上の風のない日がベストです。

梅雨の時期なので、少し蒸し暑さを感じるかもしれませんね。

時間

蛍の光は昼間だと全く目立ちません。

そのため、夜がアピールに適しているということになります。

19頃から飛び始めるのですが、ピークは20時頃。

21時を過ぎると蛍の数は減っていくそうです。

場所

蛍が集まるのは、水のきれいな川の近く。

ここで卵を産み、川に生息するカワニナを餌にして育っていきます。

また、ふ化してからしばらくの間、川の中で生活するため、流れが急だと安全に過ごせません。

そのため、流れが緩やかな川の近くが絶好の鑑賞スポットとなります。

さあ、蛍を見るための必要条件は網羅しましたよ!

実際に肉眼で見る前に、予行演習として蛍が飛び回る様子を体験してみましょう。

あとがき

いかがでしたか?

蛍を一番見られるベストコンディションさえつかめば、もう完璧!

ただし、蛍の命はとても短く、そのはかない命を燃やし切って次の命へとバトンをつないでいます。

蛍を持ち帰ったり、ごみで川を汚したりといった「蛍の種の保存を邪魔するようなことは絶対にしない」、これがホタル観賞で最も大切なことなのかもしれませんね。