若い人は聞いたことがないかもしれない「引越しそば」ということば。

「引越しした日にそばを食べる」と誤解している人もいる「引越しそば」ですが、正しくは引越してきた人が挨拶がわりにご近所へ配るという風習なのです。

江戸時代に広まったそうなのですが、今の時代に「隣に引越ししてきました。ご挨拶がわりに蕎麦どうぞ」なんてシチュエーションを経験した人はいないかもしれません。

しかし、蕎麦ではなくとも引越ししたらご近所に挨拶した方がいいのでしょうか?

その疑問にお答えします!

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引越しの挨拶を「する」「しない」はあるの?

周りの家

引越しの挨拶をするかしないか、これは引越し先の家によります。

マンションや一軒家を購入した場合、「住んでみると夜に車が走る音が気になるから、別の場所に引っ越そう」とは、なかなかできないですよね。

宝くじでもあたらない限り、現金で購入するなんてことはほぼなく、大体の方がローンを組んで買うことから、簡単には引越しできません。

気に入らないことがあっても住み続けることになります。

長く住むのであれば、できるだけ住みやすくしたいという思いはみな同じ。

ですので、日ごろ顔を合わせる可能性があるご近所さんには引越しの挨拶をした方がよいでしょう。

マンション

対して家を賃貸している場合、挨拶をしないという人も多いです。

賃貸マンションやアパートは購入した家と違い、住んでいる人が変わるというのが珍しくありません。

特に一人暮らし用のマンションであれば、頻繁に入れ替わりがあります。

我が家の住むマンションの向かいにワンルームマンションがあるのですが、3月末から4月初旬にかけては、引越し業者が入れ代わり立ち代わり作業をするほど、入れ替わりが激しいです。

短期間しか住まない、ということであれば、挨拶をしないという選択肢もありなのかもしれませんね。

挨拶した方がいい場合と、しない方がいい場合があるの?

家族と家

住む家の種類以外に、挨拶した方がいい場合としない方がいい場合が実はあります。

小さな子どもがいる場合、引越しの挨拶は必ずしましょう。

「うちの子はおとなしいから」と言っても、窓を開ける夏場であれば話し声が外に聞こえますし、泣き声は思っている以上に響き、近所の人に迷惑になることも・・・。

ですので、ご近所に迷惑をかける前に、先に挨拶をしておきましょう。

子どもが大きくなって小学校に通うようになっても、ご近所に知っている人がいると、見守りの目となってくださる場合も多いので、安心ですよ。

続いて女性の一人暮らしの場合は、引越しの挨拶はしない方がいい場合があります。

最近、一人暮らしの女性が狙われる事件を耳にすることが多くなりました。

女性専用マンションや大学の学生寮など、女性の一人暮らしが条件の家であれば問題ありませんが、女性の一人暮らしだとわかると狙われるケースもあります。

隣人の入れ替わりが激しいワンルームマンション。めったにないとはいえ、犯罪に巻き込まれるリスクがないとは言い切れませんよね。

防犯上の意味で、挨拶はしないという選択肢もありです。

挨拶する範囲はどこまで?

家

ところで、引越しの挨拶といっても、どこまで挨拶すればいいのが悩みますが、「向こう三軒両隣」という昔の人たちの知恵を拝借しましょう。

向こう三軒両隣とは、自分の家の左右(つまりお隣さん)と、真向いのお宅とその両隣のこと。

一軒家の人であれば、少なくともこの5軒と、できれば裏のお宅とその両隣にもご挨拶しておきましょう。

また、一軒家であれば近隣の自治会に所属することもあるでしょう。

ですので、円満な近所づきあいのために自治会長さんへの挨拶をおすすめします。

一軒家ではなくマンションなどの集合住宅の場合、両隣への挨拶に加え、自宅の真上と真下の階の部屋に住む方への挨拶をしましょう。

いくらしっかりした構造だとはいえ、歩いただけで下の階の部屋はもちろん、上の階の部屋にも響きます。

特に小さいお子さんであれば、家の中を走ることもあります。

ですので、両隣以上に上下のお宅へ挨拶することは意外に重要です。

また、マンションの場合、管理人さんが常駐していることもあるので、ご挨拶しておくといいでしょう。

【あと書き】

いかがでしたか?

物騒なことが多いこの時代だからこそ、「犯罪のない街づくり」を掲げている市町村も多いですよね。

ご近所さんとの付き合いを円満にすることで、安心で住みやすい場所にしましょう!