突然ですが、初釜という言葉を聞いたことありますか?

「初めての釜」という漢字から連想してみると、「釜って何の釜?」という新たな疑問が出てきます。

東北に住んでいた私が連想するのは、年の初めに宮城県にある「御釜」呼ばれる火口湖を見るということなのですが・・・。

ということで、今回は「初釜」について調べてみたいと思います。

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初釜の意味とは?

お茶会

出典:photo AC

初釜とは、茶道で、新しい年に初めて行うお茶会のこと、そしてそのお茶会に使う釜のことを指します。

お茶をいただいたあとには、懐石料理をいただくことも多いようです。

釜は釜でも、茶道で使う釜だったんですね。

茶道では、「若水(わかみず)」と呼ばれる元旦に初めて汲む水で釜を開いて、お客様を招き、その年最初のお茶を振る舞うという行事があるそうです。

茶道をしている人にとってはおなじみの行事のようですが、「私は茶道をしていないから、初釜に出ることはない」と思っている方、油断は禁物ですよ!

茶道をたしなんでいなくても、「客人」として初釜に招かれることもあるのです。

招かれたときに「わからない・・・(涙)」と焦らないためにも、初釜のマナーを事前に知っておきましょう。

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知っておきたい初釜のマナー

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初釜には服装や持ち物など、知っておかないと恥ずかしいマナーがあります。

具体的にどのようなマナーがあるのか、見ていきましょう。

服装

女性は基本的には着物となります。

未婚であれば振袖でもOKですが、お茶の道具を傷つける可能性があるような帯留めや、あまりにも派手な柄の着物はNGです。

また、普段から袖の長さに慣れているのであればよいのですが、長い袖でお茶をいただくのはかなり大変です。

不慣れであれば、避けた方が無難でしょう。
 
既婚の女性であれば、訪問着や紋付の色無地といった、派手すぎない上品な印象の着物を選ぶのが一般的です。

もし着物を持っていなかったり、妊娠中など帯をすると苦しくて着物を着られないなどいう場合は、洋服でも問題ありません。

ただし、パンツスーツではなく、スカート丈が短すぎない上品な色合いのスーツやワンピースにしましょう。

「膝上丈はダメなの?」と思うかもしれませんが、お茶席では正座をするため、スカートが上にあがってしまいます。

そのため、座った時に膝が見えないような丈がよいでしょう。

また、タイトスカートだと正座しにくいので、フレアスカートの方が無難ですね。

男性については、和装がベターですが、もちろんスーツでも問題ありません。

ただ、女性と同様、上品な印象のものにしましょう。

アクセサリーや腕時計については、帯留め同様、お茶道具を傷つける可能性があるものはNGです。

ネイルについても、茶碗を触れるため、茶碗を傷つけるようなものはもちろん、派手なカラーも避けましょう。

メイクもしかり。あくまで上品なメイクを心掛けましょう。また、お茶を味わうためにも香水はマナー違反です。
 

持ち物

懐紙
懐石料理やお茶菓子を取り分ける紙として、持っていきましょう。
また、お茶をいただいた後のお茶碗や口元を拭くためにも使います。

履き替え用の足袋
茶室を汚さないように、茶室に入る前に履き替えが必要となります。
洋服の場合は、白い靴下にしましょう。

なかなか聞けない初釜に関するお金のマナー

祝儀袋

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初釜に招待された場合、会費制であればその金額を持っていき、会費制でなければ祝儀を持っていく必要があります。

祝儀は自分の気持ちで入れればよい、というものではなく、ある程度の基準があります。

他の人よりも多すぎるのもダメですし、少なすぎると先方に失礼です。

とはいえ、相場はそれぞれ異なるため、お招きいただいた初釜を開かれる先生のお弟子さん、特にその中でも古株の方に聞いておきましょう。

祝儀金額がわかれば、あとはどのように準備するかです。

新札を祝儀袋に入れるのですが、おめでたい印象や「縁を結ぶ」という意味合いのある花結びの祝儀袋に、「御年賀」や「初釜お祝い」などと表書きを書きましょう。

ただし、この表書きについても、それぞれ異なりますので、祝儀の金額を聞く際に「表書きはどうすればよいですか?」と確認するのがいいですね。

あとがき

いかがでしたか?

初釜にご招待いただくのは、大変貴重な体験になります。

「よくわからないから行かない」というのはもったいないです!

「茶道について知識がないので、お恥ずかしいのですが・・・」と事前に先方にお伝えしておき、暖かく見守ってもらいながら、初釜を楽しんでくださいね。