年が明け、いよいよ平成が終了するまであとわずかとなりましたね。

平成元年を迎えたのは、私が中学3年生の1月でした(年齢がバレてしまいます・・・)。

テレビでは昭和天皇崩御のニュースが報道され、中学生ながらも「ひとつの時代が終わって、新しい時代が始まるんだなあ」なんて思ったのがついこの前のように感じます。

新しい元号がどうなるのかは気になるところですが、元号ってほかの国でも使われているのかも疑問ですよね。

そこで今回は、元号に関わる「はてな」に迫ってみたいと思います!

スポンサーリンク

ひとりの天皇にひとつの元号は日本だけ?

東アジアで使用されている元号ですが、「ひとりの天皇に対してひとつの元号(『一世一元』と言います」というのは日本だけのようです。

もともと元号を一世一元で使うのは、時代に天皇の名前をつけることで、天皇の持つ力の偉大さをあらわすためでした。

確かに、自分の在位中に自分の名前がつき、しかもそれをみんなが知っているなんて、一般市民ではありえないことですよね。

しかし、天皇や皇帝、王がいない国では、元号をつけたくても、つける対象がいません。

そのため、元号を使う国がなくなってしまった、と言えるでしょう。

ちなみに、イギリスやスウェーデンなど、ヨーロッパには今でも王政を続けている国がいくつかありますが、日本のような元号を使うことはないのだそう。

キリスト教との結びつきが強い国々なためか、西暦を使っているようです。

元号と同じような使い方と言えるのは、イギリスで使われる「ヴィクトリア朝」や「エドワード朝」といった、王の名前を使った「○○朝」というものが近いかもしれませんね。

昔はこんな国が元号を使っていました。

中国

日本が元号を使うようになったのは中国の影響です。

以前は中国でも紀元前115年頃から清王朝が滅びる1911年まで、元号を使っていました。

清王朝が滅亡し、その後元号は使われなくなるものの、一時期復活します。

それは映画『ラストエンペラー』で描かれている満州国が建国された1932年のこと。

「大同」という元号が復活します。

1934年に愛新覚羅溥儀が皇帝に即位すると、元号は「康徳」になるものの、1945年の満州国滅亡とともに、元号は使われなくなりました。

ただし、台湾では、清王朝後に中華民国が建国された1912年を元年として表記する習慣が残っていて、2019年は「中華民国108年」といった風に表記するそうです。

韓国

韓流ドラマ好きの方も、そうでないかたもご存じ李氏朝鮮時代まで元号を使っていました。

しかし、日本が韓国を併合した1910年に李氏王朝時代の元号は廃止され、日本の元号が用いられるという、悲しい歴史があります。

現在では王政がなくなってしまった韓国。

「もし今も王朝が続いていたら・・・」なんてドラマもありましたが、王政と同じく、元号もまだ続いていたかもしれませんね。

〇北朝鮮
北朝鮮では西暦を使っていましたが、1997年に独自の元号を使い始めます。

金日成の誕生した1912年を元年とする「主体紀元」を採用、2019年は主体暦108年だそうです。

日本とは違い、一世一元ではないことがわかります。

ベトナム

ベトナムでも中国から独立した970年から1945年まで、元号が使われていました。

ただ、ベトナムには19世紀にフランス植民地化という時代があったため、植民地化では西暦表記が公式に使用され、元号は表立って使われることはなかったようです。

スポンサーリンク


日本の元号の歴史を見てみよう

日本で元号が使われるようになったのは、645年のこと。

645年と聞いてピンときた方がいらっしゃったら、きっと日本史を熱心に勉強された方だと思います。

そう、645年といえば、中大兄皇子と中臣鎌足が中心となり、権力を握っていた蘇我入鹿を倒した「大化の改新」が始まった年ですね。

「大化の改新」の「大化」こそが、日本で初めて用いられた元号だと言われています。

とはいえ、元号はできたものの、木簡などに書かれておらず、7世紀後半はどちらかというと元号よりも干支を使うことのほうが一般的だったようですね。

8世紀初めに、ようやく元号が用いられるようになります。

それでも世間一般的に使われるようになったのは、江戸時代以降だそうです。

今では一世一元になっている元号ですが、昔は違いました。

地震などの天災に見舞われたり、戦乱などが起こったりすると、元号が変えられるなんてこともありました。

「元号を変えることで、世の中の悪い流れを変えよう」という意味が込められていたのですね。

明治時代になり、「一世一代の詔(みことのり)」を発布、一世一代の制度が確立し、現在に受け継がれています。



あとがき

5月1日に迫った皇位継承。

元号の中に隠された日本の歴史を調べることで、新たな発見があるかもしれませんね。