「節分の日に恵方巻を!」

かつては全国区ではなかった恵方巻が、ここ最近、節分の時期になるとテレビCMでバンバン流されるようになりましたよね。

さまざまな種類の恵方巻があり、中にはロールケーキを「恵方巻」と言って販売しているケースもあったりします。

幼い頃に関西で育った私の感覚からすると、「それは、恵方巻じゃない・・・」と思ってしまうようなものもちらほら・・・。

形はさておき、すっかり豆まきとともに節分の必須アイテムとなった恵方巻ですが、「一人一本、切らずに恵方を向いて、黙って食べる」という食べ方はかなり浸透してきています。

恵方巻とはいつ食べるべきものなのか、あまり知らない方も多いのではないでしょうか?

今回は恵方巻の「食べる日や時間」にスポットを当てて、ご紹介していきたいと思います。

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恵方巻は何月何日に食べるもの?

恵方巻きと鬼

出典:photo AC

何度かお伝えしているように、恵方巻は「節分の日に食べるもの」です。

「節分の日=2月3日」というのがほとんどの方のイメージでしょう。

でもちょっと違います!

でも、本当は「節分の日=立春の前日」というのが正しいのです。

だから、恵方巻きは立春の前日に食べるというのが正解です。

この「立春の前日」というのが実はくせものなのです。

ここで、「立春」について説明してみましょう。

立春とは、冬と春の境となる日で、旧暦の正月節に当たります。

暦の上では、立春から「今日は春だよ」ということなんですね。

現在使われている暦は「新暦」と呼ばれるものなのですが、太陽の周りを地球が365.24219日かけて1周することを基準に計算されている新暦に対し、旧暦は月の満ち欠けを基準にしつつ、季節とずれが生じないように太陽の動きも見ながら計算されています。

そのため、毎年ピタッと同じにならないのです。

なんだか話がややこしくなってきましたね。
ちょっと整理してみましょう。

・節分=立春の前日
・立春は旧暦の暦の1つで、「今日から春」ということを意味している
・旧暦は月の満ち欠けと太陽の動きによって計算されるため、暦が若干ずれることもある

以上をまとめると、「節分は必ずしも2月3日とは限らない」、ということなんです。

結構意外ですよね。

過去にも節分が2月4日だったこともあったそうですよ。

今後の予測として、2025年の節分が2月2日にズレるんじゃないか、と言われています。

もしこれが現実になれば、2025年は2月2日に恵方巻を食べることになる、というわけですね。

ちなみに今では年に1回というのが定着した節分ですが、これは江戸時代以降になってからのこと。

それ以前は、「節分」という漢字からわかるように、「季節を分ける」という意味から、立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれ前日、年4回だったこともあるのだとか。

調べれば調べるほど、節分は奥が深いですね~。

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恵方巻きって食べる時間は決まっているの?

時間

出典:photo AC

立春の前日に食べるということがわかった恵方巻ですが、夜に食べるのが一般的です。

夜は邪気とされる鬼がやってくる時間と言われています。

そのため、縁起の良い恵方巻を夜に食べるのがよいのだそうです。

主婦目線で考えれば、手間のかかる恵方巻を、わざわざ朝や昼に作るのは面倒ですよね。

朝や昼に比べると、家族が全員揃って食事することの多い夜にメインディッシュとして出すのが、一番自然な流れかもしれませんね。

ちなみに、関西では恵方巻と合わせて、鬼が嫌いな食べ物で、かつ邪気を払うと言われているワシの丸焼きも食べます。

魚離れしている日本では、この風習が全国に広がるのは難しいかもしれませんが、恵方巻・イワシの丸焼き・入り豆は節分には欠かせない食材ということも、個人的には全国の人に知ってもらいたい風習です。

恵方巻を食べ損ねた・・・。来年まで待たなきゃいけないの?

恵方巻きを食べる子供

出典:photo AC

風邪をひいてしまって、食欲がなく、恵方巻を食べ損ねた・・・なんて不安に思った方。

ご心配なく!

節分の日でなくても体調が戻ったときに、恵方を向いて恵方巻を食べれば、まったく問題はありませんよ!

その年の福をもたらしてくれる神様がいるという恵方は1年間変わることなく、同じです。

節分の日に食べるのが風習となってはいますが、かといって、恵方巻を節分の日以外に食べるのはよくない、なんていう決まりもありません。

恵方巻として店先に並ぶのは節分の日だけですが、普通の太巻きであれば、いつでもスーパーで売られています(切らずに一本というのは少ないかもしれませんが、納豆巻きなど細巻きなら常時置いていることが多いです)ので、代用しましょう。

あと書き

節分のあれこれをご紹介しましたが、いかがでしたか?

ハロウィンなどのおしゃれな外国の風習はもてはやされ、日本の古い風習は淘汰されている昨今。

せっかく日本人に生まれたのですから、日本の風習の由来を学び、次の世代へ引き継いでいきたいものですね。

恵方巻きもそのひとつ。

ぜひ、今年はご家族で恵方巻きを楽しんでみてはいかがでしょうか?