今年も残り2ヶ月あまりとなりました。

いやー、月日が経つのは早いものですね。

ところでみなさんは、

「霜月」

と書いて、どう読むか、そして何のことか知っていますか?

こたえば、しもつきです。

霜月(しもつき)とは、11月の旧暦のことです。

「霜」って聞くと、12月のイメージがあるのですが、なぜ、11月のことを「霜月」と呼ぶのでしょうか?

今回は、「11月・霜月」について調べてみました。

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11月を霜月と呼ぶ由来とは?

霜月

平安末期の歌人に藤原清輔(ふじわら の きよすけ)という人がいました。

藤原清輔の作った歌の1つ『奥儀抄(おうぎしょう)』という歌の中にこんな節があります。

「十一月、霜しきりに降るゆえに霜降月といふを誤れり」

ここから、多く霜が降る月=「霜降月」を略して「霜月」と呼ぶようになったという説があります。

霜月の由来は、この説が一般的ですが、他にもありますよ。

陽光が弱まり、ものが「凋む月(しぼむつき)」=「霜月」に転訛したとする説。
「末つ月(すえつつき)」が訛ったものとする説。
「食物月(おしものづき)」の略だったという説。

などなど。

そういった様々な説があるものの、そもそも「11月に霜なんて降るの?」と思いませんか?

これは旧暦が関係しています。

霜月は11月の旧暦のこと、現在の新暦よりも約1カ月先の11月下旬~1月上旬のことを「霜月」と呼んでいたのです。

そのため、「多く霜が降る月」と呼ばれていたのですね。

旧暦と新暦とは?

旧暦とか新暦って良く聞きますが、、いまいち良く分からないですよね。

「旧暦」とは、明治5年まで使われていた「太陰太陽暦(たいいんたいようれき)」のこと、そして「新暦」とは、「グレコリオ暦」と呼ばれる「太陽暦(たいようれき)」のことです。

霜月の歴

旧暦は、月の満ち欠けを基本にしているため1ヶ月は29日または30日です。

ですから、1年は12ヶ月で354日前後、1年で約11日も短いうるう年は、同じ月が2回ある13ヶ月にして調整しており、1年384日ほどでした。

新暦では、太陽の動きに合わせているため、旧暦のような大きなずれはありません。

その代わり、月の満ち欠けにあわせて行われていた行事、例えば七夕が梅雨の時期になったり、お盆は新月や三日月になったりしています。

日本の場合は、四季があるので、旧暦と新暦で月の考え方が違うんですね。

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霜月には別名があった

以上のように旧暦の11月は「霜月(しもつき)」と言われていますが、別名もあるそうです。

☆冬籠りをする前の雪を待つことから「雪待月(ゆきまちづき)」
☆雪を見ることから「雪見月(ゆきみづき)」
☆10月に出雲に出向いた神々が帰ることから「神帰月(かみきづき)」
☆収穫感謝と来年の豊作を願う里神楽が各地で行われることから「神楽月(かぐらづき)」
☆「子月(ねづき)」
☆「暢月(ちょうげつ)」
☆「建子月(けんしづき)」

などなど。

単に11月というよりも、それぞれ風情があってステキな呼び方じゃないですか!

あとがき
霜月のように、昔から受け継がれている呼び方というのは風情があり、歴史を感じさせてくれます。

実生活で、こう呼ぶことは少ないのでしょうが、大切にしていきたいですね。