スマホの長い時間使っているときや充電しながらスマホを触っているときに「本体や電池パックが熱くなった」という経験をしたことはありませんか?
でもたとえ、スマホが熱くなったとしても、たいていはそのまま気にしないで使いますよね。
実際に私もそうですが・・・。
でも、スマホって何で熱くなってしまうのでしょうか?
もし、スマホが熱くなったら冷やした方がいいのでしょうか?
この記事の目次
スマホが熱くなってしまう原因
スマホが熱くなる原因としては主に以下の理由が考えられます。
- 1.バッテリーの劣化
- 2.電話を長時間している時やゲームをしている時など、バッテリーをいつも以上に使っている
- 3.スマホカバーをしているため
- 4.真夏の猛暑・高温環境、高温の場所(ポケットの中など)にスマホをおいている
1と2はともかく、「スマホカバーをしているため」というのは意外ですね。
スマホカバーって「汚れを防ぐため」や「万が一、スマホを落としてもクッション材のような役割があるから付けている」という方がほとんどですよね!
なぜ、スマホカバーをしているとスマホが熱くなってしまうのか?というと、長時間スマホを触っているとカバーをしているため放熱が阻害され、スマホが熱くなってしまうそうです。
では、熱くなったからといって、そのまま放置してしまった場合、スマホの本体・電池に悪い影響があるのでしょうか?
スマホが熱くなると電池や本体に悪い影響がでる?

スマホが熱いのにそのまま放置してしまうと・・・
☆熱くて本体がもちずらくなる。
☆バッテリーが早く消耗してしまう。
☆スマホの性能自体が落ちてしまう。
ということが起こってしまいます。
また、バッテリーの劣化が原因の場合、スマホの処理速度が落ちるだけではなく、内部が液状化となり変形して液晶やボディが割れてしまうこともあるそうです。
まず重要なのは、バッテリーの劣化を防ぐには、WEBサイトを開いたままゲームをするなどの負担の大きいタスクを並行して行わないことがポイントです。
1つの作業ではなく複数の作業をすることによってバッテリーの負担が大きくなり、古い機種でOSだけバージョンアップをすると本体がその負担に耐えられず、内部部品などが壊れてしまうこともありますので注意が必要ですね。
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スマホの危険温度とは?

スマホに使われているリチウムイオン電池は、充電時の際45℃、放電時(使用時)の際は60℃が安全温度で、それ以上になると危険温度になってしまいます。
でも、スマホが熱くなっても、普通は温度なんて測らないですよね?
スマホの種類によっても異なりますが、カバーをつけていないスマホが温かいと感じたときには、電池温度は50℃くらいになっていると言われています。
もし、スマホカバーごしに温かいと感じるなら、おそらく安全温度はかなり超えていると言われています。
危険温度になった場合は、リチウム電池の特性上、熱暴走が始まり、電池が通常の数十倍の速さで劣化してしまうといわれています。また、最悪の結果、発火・爆発などの事故もおこる可能性もあります。
≪バッテリー搭載方法でも危険度は変わってくるの?≫
でも、スマホって、防水用のスマホや薄型スマホなど、スマホ自体のバッテリーの内臓方法が違いますよね?
バッテリー内臓方法によって危険温度やバッテリーの劣化は変わってくるのでしょうか?
★急速充電対応タイプ
最近話題のスマホに多い急速充電タイプで、充電時の発熱がとても大きいです。急速充電はバッテリーに負担がかかり、本体の温度が上昇してしまいます。そのため、充電中に発熱リスクが高くなる可能性があります。
★バッテリー内蔵タイプ
iPhoneシリーズやNexusシリーズなどは防水ではないですが、バッテリー内蔵式なので気密性が高く、熱がこもりやすく逃げにくいです。
ただ、防水仕様のものに比べると、イヤホン端子や充電端子、スピーカーやマイクなどの箇所からの放熱が多少あります。
★バッテリー内蔵+防水タイプ
最も発熱の影響が大きくなるのが、SONYのXperiaシリーズなどのバッテリーが取り出せない内臓式かつ防水性能が施されているタイプのスマホです。
このタイプは気密性が高いので放熱効率も悪くなり、こもった熱の逃げ場がありません。
そのため、バッテリーが温度が冷めにくいことが特徴です。
そういえば私は、以前SONYのエクスペリアZ3を使っていたとき、特に、カメラで写真を撮ったり、動画(4Kは特に!)を撮ったりしているとスマホがかなり熱くなったことを思い出します。
★防水+バッテリーパック交換タイプ
GALAXYシリーズなどのバッテリー交換ができる防水仕様スマホの場合、内部に水を浸透させないように隙間や開口部などにパッキンやシールを施しています。
そのため、このタイプのスマホは気密性が高くなる傾向にあり、熱がこもりやすくなっています。
★既存のバッテリーパック交換タイプ
他の4タイプより放熱性はいいですが、薄型の機種は発熱しやすくなっています。
スマホが熱くなってしまった時の冷却方法

スマホが熱くなってしまい、そのままにしていたら発火や爆発があるなんて考えただけでもゾッとしますよね。
絶対、そうなりたくないじゃないですか!
では、スマホが熱くなったら具体的にどのように冷却すればいいのでしょうか?
スマホを冷ます
当たり前ですが、スマホが発熱したら、いったん冷ますのが基本です。
具体的には、ケースやカバーをはずして自然冷却をしましょう。
また、電源を一旦落としてバッテリーを外して冷やすのもいいですね!
また、防塵防水のスマホの場合は、ヘッドホン端末や充電端子の蓋を開けて冷ましましょう!
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発熱の原因を探して発熱対策をする
発熱する時って、ほとんどが「別になにも大きな作業してないのに」ということが多くありませんか?
GPS(位置情報)がオンになっている場合やゲームを起動したままだったなど、意外と隠れたところに原因があります。
その原因をさぐって原因となるアプリなどを、停止してみましょう。
その他、車でスマホをナビ代わりに使っている人などはこんなものも好評のようですよ。
10円玉などで放熱させる
スマホの熱を逃がすというなら、熱伝導率が高い金属を使って熱を放出させるのもアリです。
例えば、10円玉。
熱伝導率が高い金属といえば、金・銀・銅ですが、このうち一番身近で手に入りやすいのが、銅である10円玉なのです。
これを使わない手はありませんね!
あらかじめ、スマホの裏側に10円玉をテープではっておくといいでしょう。
スマホを冷やすのにゼッタイやってはいけないこと
間違っても、防水スマホが発熱したからといって冷水をかけるとかはしてはダメですよ!
これは逆効果の恐れがあります。
それ以外にも、スマホが熱くなったときに保冷剤を使ったり、サードパーティーから発売されているスマホ用の冷却シートもオススメできません。
スマホを作っている会社が作ったものではなく動作保証がされていないということと、表面のみを冷やしても基盤(チップ)が冷えなければ意味がないから、というのがその理由です。
最悪の場合、スマホの内部に結露がおきて、故障してしまうので使わないのがベターです。
毎日使うスマホだから、熱対策にも気をつかって、末永く使っていきたいものですね。