ゴーヤ(ニガウリ)の季節が近づいてきました。ちょっと苦味があって美味しいんですよね。
管理人がベトナムにいたとき、ゴーヤの中にひき肉で作った種を詰めたものを具材にしたスープをよく食べていました。ゴーヤチャンプルーぐらいしか調理法を知らなかったので、ゴーヤスープは新たな発見でした!栄養たっぷりだから、今年の夏もたくさん食べたいです!
ゴーヤについて
管理人が子どもの頃はゴーヤってスーパーに売ってるものだったのだろうか?どちらかというと、ゴーヤはここ最近数十年で急にポピュラー野菜の仲間入りしたというような印象がありますね~。
ゴーヤの旬は6~8月ですので夏の野菜ですね。
ちなみにゴーヤは英語では”bitter melon”とか”bitter gourd”と呼ばれています。
ん~、苦いメロンですか!

出典:photo AC
ゴーヤの栄養
ゴーヤはとにかく栄養の宝庫なんです。
・ビタミンC
なんといってもビタミンCの量が多い!ビタミンCをたくさん含んでいると言われるレモンの2~4倍のビタミンCを含んでいます。しかも、このビタミンCは加熱に強いため料理しても壊れないという大きな特徴があります。
・食物繊維
セロリの約30倍の食物繊維が含まれます。中でも「モモルディシン」という食物繊維は腸内環境を整えたりコレステロール値を下げるはたらきがあります。
・カルシウム
牛乳の14倍のカルシウムで老化防止、免疫力向上。
・鉄分
ほうれん草の2倍以上の鉄分で貧血を予防します。
他にも、ゴーヤには糖尿病の予防効果や夏バテ防止に効きます。
ゴーヤは癌に効果がある!?
たとえば、水で5%に薄めたゴーヤジュースは、癌細胞の損傷に著しい効力があり、4つあったすい臓癌細胞株の2つの癌細胞の生存能力を90%にし、別の二つの癌細胞を98%にまで削ぎ落としたのだそうです。
簡単にいうと、ゴーヤは癌に効く食べ物ということになります。
沖縄の人が長生きなのはゴーヤをよく食べているからかもしれませんね。
ゴーヤチャンプルー以外のおすすめレシピ
ゴーヤと言えばゴーヤチャンプルーですが、それ以外にもおすすめの調理方法をお伝えしますね。
ゴーヤの甘酢漬け
【材料】
ゴーヤ2本
ショウガ1かけ
酢150cc
うすくちしょうゆ150cc
砂糖200cc
【作り方】
1.ゴーヤのヘタを取り、縦半分に切ります。
2.スプーンで種とわたを取り除きます。
3.5ミリ幅にカットします。
4.生姜の皮をむいてから千切りにします。
5.調味料をボウルであわせて甘酢を作ります。
6.大きめの容器にゴーヤを入れて生姜と甘酢を入れて一晩漬け込みます。
ゴーヤの栽培方法
ゴーヤはプランター栽培も可能で、わりと簡単に栽培できるんですよ。
種を蒔く時期は4~5月頃です。
種は発芽しやすくするためにとがった方の先端をカットし、水でヒタヒタにした容器に入れて3~4日すると種から白い根が出てくるので、それを1.5㎝の深さに植えつけてあげましょう。
発芽から15~20日たつと手のひら型の本葉が出てきますが、これが2~4枚揃ったところで定植します。
あまり大きくなりすぎたりすると、根の活動が悪くなります。植える間隔は80cm位 が適当ですが、スペースに限りがあるときは50cmぐらいでもかまいません。
そのうちすぐにツルを支えるものが必要となってくるので、仮の支柱を立てて支えてあげましょう。
広い場所が確保できて本格的にたくさん栽培したい場合は、棚をつくるのが良いです。一度頑丈なものを作っておけば、毎年栽培する際に重宝します。
三角支柱を立てるか立てかけ支柱を作るか、フェンスを利用するか・・・それぞれの場所に合った方策を考えましょう。
ゴーヤの花は直径2cmくらいの黄色いものが次々に咲きます。咲きはじめはほとんどが雄花ですが、そのうち雌花も増えてきます。雄花は1日でポトンと下に落ちてしまいますが、雌花はなかなか落ちません。
ゴーヤの花は目立つので小さな虫が頻繁にやってきて受粉の手伝いをしてくれますが、環境によっては人工授粉が必要となります。人工授粉のやり方は、雄花の中の「おしべ」と雌花の中の「めしべ」をくっつけるだけです。
種をまいてから約2ヶ月で収穫です。ゴーヤの表面のイボイボがふくらんできたら収穫しましょう。もし取らずに放置すると、黄色くなって終いには破裂してしまいます。黄色くなったゴーヤは、きれいですが青い時と比べて栄養価が半減してしまいます。